スタッフのコメント

1月
謹画新年

野田 智菜実(I/D) 越智 実(C)

一年で、いちばん最初の月にふさわしい「食」のモチーフってなんだろう。
そう考えたら、おめでたい雰囲気の中で食べる「おせち」が思い浮かびました。
伝統的であるがゆえに、ちょっと古いイメージのある「おせち」ですが、表現方法を変えることで、POPで軽やかな新しい「おせち」へと生まれ変わらせようと思いました。
イラストは、0.5㎜のペンで丸を描き、丸のみで絵を構成。
ディテールまで細かく描きつつ、全体でそれぞれの食材の特徴が見えるように注意しました。
裏面は一つ一つの食材を彩りよく並べて、表面はお重に食材をぎっしり詰めて「おせち」が完成。
さらに動画では、食材が楽しく踊りだす、愛でたし、愛でたしな「おせち」の世界を表現できたと思いますので、ぜひご覧ください。

スタッフのコメント

2月
Oh,チョコ!

丸山 綾香(D) 野口 浩司(P)

2月といえばバレンタイン。
「チョコレート」をモチーフにしたカレンダーはできないかと、あれこれ考えていた時に、たまたま自宅にあった「お猪口」が目に入り、この案を思いつきました。
こだわりは、チョコレートを流し込む型から制作している点です。
約2日間かけて、シリコンで特製のお猪口の型を取り、湯煎で溶かしたチョコレートを型に流し込み、冷凍庫で1時間冷やしたら、世界でたったひとつの”おチョコ”の完成です。
撮影では、モノトーンのシンプルな世界観を活かすために、光感を抑え、淡ーい白に近いグレートーンを作り、まるで日本の工芸品を撮るような感覚で「物」が強く見えるようにこだわりました。
”おチョコ”はもちろん食べられるので、撮影後はお酒を入れておいしく頂きました。
チョコレートの型取りは、私にお任せください!

スタッフのコメント

3月
めしあがれ

上久保 誉裕(D) 金 紗愛(C) 鳥海 正美(I) 奥地 翼(P)

「食」がテーマのカレンダーで、あえて「食品」以外のアプローチをしようと思いました。
谷川俊太郎さんの『恐竜人間』から着想を得て「食物連鎖」をコンセプトに設定。
ビジュアルは、仕事ではあまりトライすることのない、ファンシーでキュートなトンマナに。
それでいて内容はリアルという「ギャップ」をつくりだすことをゴールイメージにしました。
ライティングも実験的な試みをしています。
背景のピンクと黄色は、ライトにカラーセロファンを当てて色付け。
これによりPhotoshopでは出せないリアルで不思議な印象の背景色に。
かわいいイラストと詩的なコピーが渾然一体となって、素敵な世界観を生み出すことができました。
制作に関わってくださったスタッフの皆さまに感謝ばかりの作品です。

スタッフのコメント

4月
千鳥ヶ淵は贅沢三昧

中島 透(P) 川又 優(D) 越智 実(C)
*協力 山崎典子(ST)

4月といえば「桜」。
東京アドデザイナースの本社からほど近い「千鳥ヶ淵」は、日本を代表する「桜」の名所です。
そして、カレンダーのテーマは「食」。
「食」といえば…野菜、果物、魚、肉…。
様々な食材を見ているうちに、ふと霜降り肉の断面が桜の花びらの花脈に似ている事に気がつきました。
「4月」×「東京アドデザイナース」×「食」=千鳥ヶ肉の桜!
こうして、おそらく世界でまだ誰もトライしたことがない、霜降り肉で千鳥ヶ淵の桜を表現するという企画が生まれたのです。
撮影では数種類の肉をレイヤーにする事で、千鳥ヶ淵の奥行きある満開の桜を表現する事にこだわりました。
桜の向こうに見える、武道館の屋根も小さな玉ねぎペコロスやニンニクの芽など、さまざまな食材を使用して立体的に仕上げたところがポイントです。

スタッフのコメント

5月
小宮山園

細井 千佳(I/D) 越智 実(C)

カレンダーのテーマが「食」ということで、モチーフ選びにはかなり悩んだのですが、カレンダーの特性上、パッと見で季節感を感じられるものがよいと考え、5月の味覚、「新茶(お茶)」をモチーフに選びました。
モチーフがシンプルな分、表現で少しクセを出したかったのでイラストを前面に押し出したデザインにしました。
よくみると茶柱がたっていたり、実は茶摘みのおばちゃんは、所属部署に実在する名物AD(男性)がモデルで、衣装が会社ロゴの総柄になっていたり、コピーもお茶とかけた表現にしたり、気づいたときにクスッと笑えるような、ささやかな遊びごころと、こだわりを盛りこんでみました。
見た人が、「ちょっとお茶にしようかな」とほっこりした気分になってくれると嬉しいです。

スタッフのコメント

6月
甘い誘惑

鐵山 駿介(D) PHOTOGRAPHER-HAAL(P)
*協力 田中 宏典(HM) 増田 翠︎(ST) 松島 よう子(モデル)

カレンダーのテーマが「食」だとはじめて聞いた時、あえて「食べられないものを食べる」という非現実を表現したいと考えました。
「食」という自然な行為と、その裏にあるグロテスクさ、ミステリアスさの両立を意識し、「飴細工で作られたリアルな金魚」を食べるという企画に決めました。
そこから、表現を定着させるまで、試行錯誤を繰り返しました。
血が滴っていたらグロテスクで面白いのではないか…。
金魚鉢に入った金魚を前に置いて食べたら企画が明快になるのではないか…。
さまざまな紆余曲折を経て、最終的には潔いシンプルな表現に行き着きました。
行動の異様さを、ミステリアスなモデルさんの表情がより一層、引き立てて、12か月の中でも個性が際立つビジュアルに仕上がったと思います。

スタッフのコメント

7月
おちゃめなクリームソーダ

小宮 千緒里(D) 北川 礼生(P) 小林 由里子(C)

子どもの頃、空に浮かぶ雲が、人や動物などに見えたりすることはありませんでしたか?
雲のように、いつも見ている物が全くちがう何かに変身して見えたらおもしろいかも!と思ったことがアイデアのきっかけです。
夏のあつ〜い日に、のどをシュワッと潤してくれるクリームソーダ。
そのアイスクリームが、かわいいシロクマになっていたら。
氷と思いきや、ジュースの中で魚たちが泳いでいたら。
当初はイラスト案もあったのですが、おもちゃのような楽しさを表現するために、子どもの頃に作って遊んだ「プラバン」を使って制作。
かわいい見た目とは裏腹に、プラバン作りは意外と大変!
トースターの前に張りつき、何度も作り直して「おちゃめなクリームソーダ」が完成したのです。

スタッフのコメント

8月
おつかれサマーバケーション

高島 良治(P) 細井 千佳(D) 越智 実(C)

8月といえば、夏祭りやフェス、海水浴など、夏ならではのイベントが盛りだくさん。
そんな夏のイベントに欠かせないホットスナック(アメリカンドック)をモチーフに、見た目にもホットな絵作りを目指しました。
写真はポップでイラストのようなイメージに仕上がるように、あえて写真っぽさが出ないように気をつけました。
でもリアリティは欲しかったので、ディテールにはこだわりました。
ポイントは、やはり「ビキニの日焼け跡」です。
アメリカンドックのボディライン?にあわせて、ビキニの大きさやラインを何度も修正しました。
実は、表面と裏面ではストーリーがあって、彼女がビーチで日焼けをしている間に、彼氏は離岸流にやられて沖で漂流するという、ちょっと間抜けな設定が隠されています。
撮影終了後には、このアメリカンドックのカップルに、すっかり愛着がわいてしまいました。

スタッフのコメント

9月
収穫彩

佐々木千穂(D) 山田 真司(P)

9月は「食欲の秋」。そして、おいしいものがいっぱいの「実りの秋」 。
一年を通して、いちばん食に結びつけやすい月だっただけに、テーマの設定に悩みましたが、ストレートに旬の食材の豊富さや、秋らしい彩りなど、季節の楽しみが伝わるものにしたいと考えました。
表面は、食材をパターン化したイラストでグラフィカルな世界観に。
裏面では、表面でイラスト化した食材を俯瞰から撮影しました。
撮影の手法としては極めてシンプルなのですが、野菜や果物それぞれのおいしそうな表情や質感をしっかり表現できるように、ライティングや配置にこだわりました。
1日がかりの撮影になりましたが、デザイナーとカメラマンが自由に意見を出し合うことで、一年のカレンダーに彩りを添える作品になったと思います。

スタッフのコメント

10月
逆エビ固め

ブラックタイガース(D) 鈴木 秀俊(P) 栗田 洸洋(RE)

10月といえば「スポーツの秋」ということで、「スポーツ」と「食」をつなげるアイデアを考えました。
野球、サッカー、テニス‥。どれもインパクトが足りません。
そんなかで「相手をやっつけることを『料理する』っていうよね?」という会話から、プロレスでいこう→逆エビ固めっていう技があるよね→エビに逆エビ固めをかけてみたら?
という流れで、この案に決まりました。
撮影では、レスラーのボディの陰影がくっきりするように、全身にオリーブオイルを塗って、細部までこだわりました。
ダジャレみたいな企画だからこそアウトプットがチープにならないように、「真面目にふざけること」を徹底しました。
他の月とは一味違う、個性的な料理になったと思います。

スタッフのコメント

11月
おばあ茶んごはん

小林 由里子(C) 鈴木 秀俊(P) *協力 小林 知嘉子(料理/モデル)

肌寒くなる11月は、見るだけでこころ暖まる「ほっこり」をキーワードにアイデア出しをしました。
ほっこりといえば「家族との食卓」。
なかでも「おばあちゃんの手料理はいつも茶色いおかずが多かったなぁ」というスタッフの思い出から、華やかではないけどふと食べたくなるあの味に、愛着も込めて「おばあ茶んごはん」と名づけました。
撮影したおばあ茶んごはんは、東アド社員のおばあ様に実際に作っていただいたもの。
撮影後はスタッフでおいしくいただき、愛情たっぷりの茶色のごちそうに疲れも一気に吹っ飛びました。
手書きの日付も、おばあ様に書いていただいたオリジナルの「おばあちゃんフォント」。
ぬくもりを感じる作品に仕上がりました。

スタッフのコメント

12月
ジェントル麺

佐々木 雄一(P) 萩原 乙彦(P) 奥地 翼(P) 栗田 洸洋(RE) 小林 由里子(C) *協力 横田 哲平(モデル)

1年の最後は迫力あるビジュアルを届けたい。
ならば写真部に相談だ!となり、アイデア出しをスタート。
巷では「年越しそば」ならぬ「年越しラーメン」が浸透しているらしい!
という情報があり、ラーメンをおいしそうにすする瞬間を撮影する案に決まりました。
ただ普通にラーメンを食べてもおもしろくない。
案をまとめるうちに、髭の紳士がラーメンをすする「ジェントル麺」というアイデアに発展。
撮影では立ち上る湯気や、スープが飛び跳ねるシズル感満点の瞬間を押さえるためハイスピード撮影で何テイクもチャレンジし、おかげで奇跡の一枚が撮れました。
裏面は、ラーメンの湯切り技で有名な「天空落とし」にかけて「よいおとし」と、茶目っ気を込めた暮れのあいさつで締めました。

作品をクリックすると、裏面をご覧いただけます。
作品横の「〈 〉」をクリックすると、月の送り/戻しができます。

CONCEPT

東京アドデザイナース初となる、オフィシャルカレンダー制作にチャレンジ。
テーマは、ずばり「食」です。「岡持ち」の中から出てくるのは、ひと月ごとにデザイナー、コピーライター、フォトグラファー、イラストレーターなどでチームを組んでこしらえた、アイデア大盛り、12種類の逸品料理。デスクの上にちょこんと置いて、多彩おいしさをお楽しみいただけたら幸いです。

DETAIL

手前の蓋をあけると、実際の岡持ちのように「丼」が登場。
このあと、どんな料理がつづくのかお楽しみに。

岡持ちのディテールにも徹底的にこだわりました。
紙製ですが、まるで使い込んだスチールのような質感を再現。

開けた蓋は、裏側に収納できる仕様に。丼は、実際に出前でたのんだ「カツ丼」を、岡持ちに入れて撮影しました。各月のメニュータイトルは、そば屋の「おしながき」風にしたためるなど、いたるところにこだわり満載です。

天面の裏側に隠されたQRコードを読み込むと、特設サイトにジャンプ。
当社自慢の動画を駆使した、月ごとのスペシャルムービーをご覧いただけます。

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