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野球観戦ビギナーに扉を開きつつも、
ライオンズの伝統にふさわしい「正装」を。

リーグ優勝23回、日本一13回を誇る、埼玉西武ライオンズ。
プロ野球界の中心を歩み続けてきた球団が、2023年春、8年ぶりにホームユニフォームをリニューアル。
私たちは、これからのライオンズのあるべき姿について考え、
ファンの裾野を広げるために変えるべきこと、ファンに寄り添うために守るべきことについて話し合い、検証し、
一着のユニフォームに落とし込んでいきました。

CLIENT
株式会社西武ライオンズ
CATEGORY
BRANDING / GRAPHIC / PRODUCT DESIGN / COPY

01 プロスポーツ全体を
リサーチ

野球に馴染みがない人のことも惹きつけるデザインにしたい。
その一方で、ライオンズが積み重ねてきたものを損なうわけにはいかない。
この2つの条件をクリアするために、
プロ野球だけでなく、他のスポーツのマークやユニフォームも幅広くリサーチ。
斬新さと伝統を共存させるための、
色使い、フォルム、柄、書体などを検討。
ライオンズのあるべき姿を見定めていきました。

02 デザインテーマを
模索・決定

伝統を守りながらも、新しさのあるデザインを。
ライオンズは白獅子をシンボルとしているため、
獅子をモチーフにさまざまなラフを作成していく中で、「獅子」だけでなく「白」もまた重要な要素であることを発見。
ユニフォームの生地の色であるため脇役と考えられがちだった白色を、敢えて主役に。
王道の色であり、刷新の色でもある白。白獅子をテーマとしたデザインを、西武ライオンズ様に提案しました。

1979 - 2000
2016 - 2017

これまでのライオンズよりも、
より一層「白」に重きを置いたユニフォームへ。

「白」を際立たせて王道かつ刷新性のある
デザインを提案。

03 デザインテーマを
さらに深化・発展

「レオマークを、新ユニフォームに復活させるのはどうでしょうか?」と、
西武ライオンズ様から意見をいただけたことで、より一層ライオンズだけの、ライオンズだからこそのユニフォームに。
また、胸に1本のライン(レジェンドライン)を入れることで、正統な歴史を表せるデザインに。
西武ライオンズ様とのやり取りを経て、デザインのテーマをさらに深めていきました。

15年ぶりにレオマークを
ユニフォームに復活
さらに、1本のラインを
ライオンズの歴史の象徴に。

04 ライオンズらしさを
すみずみまで

ラインの太さや色の組み合わせ、胸番号とレオマークの位置、サイズ、キャップの色まで、
バリエーションを作成し検証。
西武ライオンズ様と擦り合わせを繰り返しながら確定していきました。
また、構想段階から大切にしてきたことを、ステートメントと各パーツの説明文に。
新ユニフォームのデザインを、単なる模様ではなく、球団の姿勢として打ち出していくことを心がけました。

PROJECT TEAM

DESIGNER:
佐藤 伶
COPYWRITER:
水野 亮
PRODUCER:
野田 憲義